【嘘や裏切りによる人間関係の悩み解消】うそつきが陥りやすい心理について
ウソや裏切りに頭を悩ませている方いらっしゃいませんか?
仕事においても人間関係における悩みから転職に発展するケースや、取引先との関係性のトラブルなども人に起因する部分があると思います。
営業や商売をしている方は一定、人と関わることが商売柄必要なことも多いですが、多くの人と関われば関わるほど、相手の嘘に出会う機会もどうしても多くなってしまいますよね。
性悪説に立てば「人は嘘をつく生き物」という一言で片付いてしまうかも知れませんが、そんな前提を理解していたとしてもウソをつかれる側の立場に立つと、気分のいいものではありません。
ウソの内容を事前に察知し、人間関係が円滑に運ぶよう、ウソにまつわる心理的な考察をしていきたいと思います。
ウソは〇種類で構成されている
そもそも心理学の世界では、ウソの種類は決まっています。その数は全部で12種類とされています。
【ウソの種類】
1) 予防線
2) 合理化
3) その場逃れ
4) 利害
5) 甘え
6) 罪隠し
7) 能力・経歴
8) 見栄
9) 思いやり
10)引っかけ
11)勘違い
12)約束破り
【1】予防線
約束を何かの理由をつけて断るなど、予測されるトラブルを未然に防ぐためのウソ
【2】合理化
失敗してしまったことを責められたときに持ち出す言い訳
【3】その場逃れ
ありもしないことをその場しのぎで言ってしまう
【4】利害
金銭が絡んでいる場合、自分が得をする受け答えをする
【5】甘え
自分を理解・擁護してもらいたくてつくウソ
【6】罪隠し
犯してしまった過ちを隠すためにつくウソ
【7】能力・経歴
相手との関係で自分が優位に立つためにウソの自己紹介をする
【8】見栄
自分をよく見せたいという虚栄心からつくウソ
【9】思いやり
相手を傷つけないためにつくウソ
【10】引っかけ
笑って済ませられるようなからかいや冗談
【11】勘違い
自分の知識不足や勘違いで、結果的にウソになること
【12】約束破り
意図的ではないが、やっくそくを果たせずに結果的にウソになること
セルフハンディーキャッピング理論とは
こんな理論を聞いたことはありませんか?
セルフハンディーキャッピング理論
意識的、または無意識的に物事を成し遂げることが難しくなるハンディキャップを取り入れて、成功する確率を自らさげてしまう行為の事です。
なぜこのような心理に陥るか?
・自分を肯定するための材料として利用するパターン
セルフハンディーキャッピングが成功すれば、「不利な条件だったのに自分は成功した」と言えるようになります。また「こんなに不利な条件下で成し遂げた彼は有能だ」という周りからの評価も高まります。
・自分を否定するための材料として利用するパターン
上記とは逆に、「他の仕事がなかったらうまくいっていた」などと外的要因を言い訳に自己弁護できるため、自分の失敗と向き合わずに済みます。
どんな人が陥りやすい?
成功時、失敗時ともにそれなりのメリットがある理論となるため、そもそもの前提として成功(業務を遂行できるだけの能力がある人)が陥りやすい行動のようです。
そもそも成功する可能性が高い人が陥りやすいため、もしそんな人が周りにいたらハンディキャップを背負うような行動をあえて取らず、業務遂行のための最善策をするようアドバイスしてあげることで、目を覚ますきっかけになると思います。
周りからのアドバイスにより、その行動に得がないことを自覚してもらう必要があるということですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ウソの種類やうウソをつく動機について知ることができれば、そのウソを見抜いた上で相手との交渉や話し合いをすることができる場面が増えると思います。
相手からのウソの可能性を知り、そのウソに対する未然防止の対応を取ることで相手との良好な関係構築にもつながる登思いますので、知っておいて損はないと思います。
ぜひ日々の対話の場面で思い出し、活用してみてください。
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