大きく分類すると人の悩みは、大きく4種類に分かれるといわれています。
その中の一つに君臨するのが、まさに「人間関係」に関する悩みです。
〇悩みの種類 ・人間関係 ・お金 ・健康 ・夢
人間関係の悩み。みなさんこの悩みにさいなまれている方は少なくないのでは?
こんな言い方しなくてもいいのに、この人ともっとうまく付き合えたら。など。
人間関係と一言でいっても、その中身は個々にバラバラ。
ここでは、仕事上で関わる社内外の人間関係の悩みの、
解決につながるヒントを心理的な視点から紹介します。
今日から使える人間関係解決の心理学
☑本記事の内容
☞アイパターン/アイ・アクセッシング・キュー
2.距離を縮める㊙テクニック
☞社会的報酬
3.好感度向上のための㊙テクニック
☞ミラーリング・テクニック
その1:アイパターン
☑どういった手法?
「目は口程に物を言う」という言葉がありますね。
目を見れば、相手の言葉以上に、その人の心の動きがわかるというものです。
逆に自分自身も、言葉では伝えていなくても、自分の目の動きから、
自分が意図しないメッセージを相手が察しているということも考えられます。
会話の最中や、プレゼン時などに相手の反応が見えず、焦ってさらに自分の話をしてしまうことで、寒々しい空気に見舞われたことはありませんか?
そこで相手の態度や反応から、空気を察することができれば、
自分だけで突っ走ることなく、きちんとしたコミュニケーションに繋がります。
■NLP(神経言語プログラミング)
NLPという心理療法では、目の動きが脳の、どの部分にアクセスしているかを解析する
「アイ・パターン」(アイ・アクセッシング・キュー)なるものを説いています。
NLPのアイ・パターン(アイ・アクセッシング・キュー)
☞視線の動き
・上 :視覚的なイメージ
・水平:聴覚的なイメージ
・下 :内的対話、体感のイメージ
・右 :創造・構築→未来(考え作り出そうとしている。)
・左 :想起・記憶→過去(過去を思い出そうとしている。)
その2:相手との距離を縮めるテクニック(社会的報酬)
営業の鉄則として、まず相手とのラポール(信頼関係)形成が大事ですよね。
営業のノウハウが記されている本は数多くありますが、
詳しくその手法が書かれている本は意外に少ないかもしれません。
簡単かつ、絶大な効果を誇るこの手法。どんな方法か・・・・
会話の中で
「とにかく相手の名前を呼ぶ」
そんなことでいいいの?と思われた方も多いかもしれません。
そんなことでいいんです!
心理学では、この手法を「社会的報酬」と言って、相手の名前を呼ぶことで、
「私はあなたの存在や価値を認めていますよ」という報酬行為を取っていることになります。
僕も日常的に中小企業の経営者と話す機会がありますが、
取引先の社長からの自分に対する呼称の例は大きく2つに分かれます。
☞A社長・・・△△さん(△△は自分のいた会社名) ☞B社長・・・〇〇さん(〇〇は自分の名前)
受け手側の自分の肌感としては、後者の「自分の名前を呼んでくださる」
方に対してのほうが、強く好感が持てたことを覚えています。
また、B(個人の名前を呼ぶ)社長のほうが、A(会社名で呼ぶ)社長よりも
“圧倒的に”業績がいいという点も特徴的でした。
社長は会社のトップセールスマンです。
業績が好調な会社の社長は心理学の勉強はされていなくても、
感覚的にこの手法を取り入れ日々の会話の中で、自然と実戦されているのかもしれませんね。
その3:ミラーリング
ラポール(信頼関係)構築の手法としてもう1つご紹介したいのが
この「ミラーリング・テクニック」です。
人は無意識のうちに自分のしぐさや癖が行動に出てしまい、それが相手とって
不快感を与えることになっているケースがあります。
実はこの行動の解決策として相手の行動をまねることで、
「この人は自分と波長が合うな」
そう感じていもらえる心理効果が働くんです。
人間心理学では好感や信頼感を持っている相手の行動や動きを、
無意識のうちに真似てしまう心理が働くというお話。
不器用な人は不自然さがでてしまうと「なんだコイツは」と思われ、
あまりよくないので注意が必要ですが、さりげなく相手の行動を認知して、
こちら側が意識してミラーリングすることで、きっと相手との距離感が縮まるはずです。
ぜひ実践してみてください!
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