【それは本当にあなたがやりたい事?】自分も分かっていない行動の動機とは

理論/ノウハウ

それはあなたが本当にやりたい事?

「あなたは本当にそれがやりたいですか?」そんな質問がきたら?

 

誰もが「ん?」と、ふと立ち止まって考えてしまう質問だと思います。

 

自分が考えて行動しているつもりでも、何かそれに自分自身が自信を持って「そりゃそうでしょ」と回答できない場面があるのではないでしょうか?

 

自分に自信をもって行動することが大切である一方で、なぜ躊躇してしまうのでしょう?

ふとしたそんな日常の疑問を紐解いていきましょう。



それは本当にあなたがやりたいこと?

人の行為(自発的な行動)は、性格などの内的要因ではなく、その行動をとった時に自分が得られる報酬がその行動を引き起こしている。

心理学者のスキナーはこんな風に説いています。

 

つまり、今取っている行動は「それがしいたい!」という内から発せられる自分の欲求ではない、という理論になります。

 

勉強しない子供に対して、「勉強しろ!」といってもなかなか腰が重いもの。

そんな子に、勉強したらゲームやっていいよ!と付け加えたらどうなるでしょう?

それで勉強し出すようであれば、この勉強、という行為は外発的に動機付けされたもの、
という事になりますよね。



内発的動機付けは存在する?

では、外発的な動機付けをされず、「無報酬」でも自発的な行動を起こすことはあるのでしょうか?

 

心理学者デシは、人間が本来持っている知的好奇心によって行動そのものに興味を持った場合に、自発的な行動は起こりうると説いています。

・内発的動機付け

・外発的動機付け

 

また、内発的な原因(好奇心)に動機付けられた行動は、報酬という対価で動機づけられているわけではないため、持続するとも言われています。

アンダーマイニング効果とは?

逆に、外発的に動機づけられた行動は、その報酬が得られない状態になるとやる気が低下してしまう
アンダーマイニング効果」という現象が起こることも理解しておかなければいけませんね。

自分自身の取る行動が内発的か外発的か、それによって行動の持続力は変わります。

 

自分に対する行動の源流の理解をしておくことも大切ですが、子供や部下、その他自分以外の方に何かをしてもらう時の動機づけとしても、上記のような考え方を理解しておくことが大切です。

 



 

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