【チームの成果を最大化】チームビルディングを考えるうえで押さえておくべき心理とは

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営業マンがチームビルディングを考えるうえで押さえておくべき心理とは

営業としてされた方の多くは、はじめ何かしらのチームやグループに配属されることが多いと思います。

 

個人で成果をあげる事はもちろん、チームの成果や会社の業績の一旦を担う存在として、あなたの存在はなくてはなりません。

 

会社には、それぞれの会社が掲げるミッションや理念がありますよね。求められる成果に応えれば応えるほど、会社が掲げるミッション実現に近くなることは言うまでもありません。

 

日本には、憲法で職業選択の自由が認められています。「今日会社を辞める」という選択もできる中、今いる会社は、各々が選んで入社し、選んで継続されていますね。

 

それであれば、当然成果は高いほうがいいしその方が楽しいですよね!
組織としての成果が高ければ、その分組織で喜び合うことができ、その一端に自分の成果があると喜びもひとしお。

 

個人で成果をあげることに加え、集団で成果をあげるためにはどのような点に注意すればいいのでしょうか?



☑本記事の内容

・グループダイナミクスを知る

・社会的手抜き

グループダイナミクス(集団力学)とは

 

集団組織の構築や運営には、グループダイナミクスの理解が必要になります。

 

グループダイナミクス=集団力学

 

社会心理学の分野では、集団の構成員は、集団からの影響を受けつつ相互間に影響を与える特性があります。

 

単純な個々の集団ということ以上に、「集団としての特性的な行動が発生する」というメカニズムです。

 

チームで会議などする場があるとき、その討論が極端に意見の偏った方向性に向いたり、一方で、意思決定において消極的な方向性に向いているな、と感じたことはありませんか?

 

これは、集団極性化といって下記のように分類されるものです。

 

・リスキー・シフト・・・・より危険性の高い積極的に意見が傾斜すること
・コーシャス・シフト・・・より用心深く消極的な意見に傾斜すること

 

組織の一員として上記の場面に遭遇した場合に、場をマネジメントする上で上記の傾向にあることを理解したうえで、円滑にかつ建設的な意見出しができるような場づくりに注意する必要があります。

 

解決すべき課題に対し意思決定に必要なこと

グループや集団があれば、その構成員が何人かいますね。

 

10人の構成員がいれば、その10人を習熟度や成果の順番に並べると、1番から10番まで順番がつきます。

 

当然上位に位置付けされる人は、その業種業界において筋のいい人。その人の意思決定が最も「適切」な回答を提示してくれる可能性があると言えます。

 

適切な回答をそのグループにて意思決定し、その結果を必要とするメンバーに速やかに共有する必要があります。



「社会的手抜き」という心理メカニズム

よく綱引きなどで、「自分一人くらい力を入れても入れなくても結果は同じなのでは?」と思った経験はありませんか?

 

1人が10の力を持っているとして10人集まっているとしたとき、理論上は「10×10=100」の力のへの期待値があります。一方で理論値である100の力が出るかというとそうではありません。

 

社会的手抜きという心理から「誰かが自分の分も力をだしてくれるのでは」という思考から、100の力よりも、その集団が出せる力は弱まっていしまいます。

 

社会的手抜きの理論では、集団のサイズが増大するほど1人あたりのパフォーマンスが低下し、集団全体のの生産性が頭打ちになると考えられている。

社会的手抜き(wikipedia)

 

みんなで力を合わせれば仕事も早いし、より高い成果に手が届くと考える一方で、心理学としてはその逆説を説いた考え方が証明されているということ。

 

集団において成果下位者へとるべきコミュニケーションとは

人間は集団になると怠け、一人で作業するよりも一人当たりの効率はかえって低下するということがわかっています。

 

後輩や下位者の人が成果が出ないと「怠けているからだ」と考えがちですが、心理学では、陥りやすい心理状態にはまっているだけでその人が悪い訳ではないケースもあります。

 

社会的手抜きの心理を理解しておけば、「手抜き心理がある事を前提とした上で何をすべきか」、や相手へのイライラを感じることなく、円滑なコミュニケーションが図れる糸口になるかも知れません。

 

組織の集団心理として、ぜひ理解しておきたいポイントですね。



 

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