【心理学の種類とメリットは?】営業職としての強みを創る
自分の中に何か強みがあれば、そう思う瞬間はありませんか?
結論から言えば、残念ながらこれまでの人生の中で自然発生的に身についた知識や経験が、誰かよりも秀でているということはまずありません。
人よりも強く意識し能動的に身に着けた知識や経験こそが「強み」になります。
ご自身の強みは何ですか?また、それがなければどんな知識を身に着けていきたいですか?
前章でも記載のとおり、10年先の未来に残る職業と、なくなる職業について述べました。
ご自身の身に着けておくべきスキルとしても、今後の成長軌道に活きるスキルを身に着けておきたいところですよね。
参考:【働き方の未来を予想】AIに乗っ取られない生き残れる職種1つ
人と接する機会が多い営業職にとって、「心理学」のスキルはベーススキルとして身に着けておいて損はないものです。心理学を学ぶことで、人の心理を読み解き、人がどういう状況でどう考え、行動するのか。
心理学への知識に興味をお持ちの方必見。始め方と種類について紹介します。
心理学はどのような場で活用できる?
一般的な社会生活や仕事、恋愛など、その活用の場は多岐に渡ります。
・人間関係
・ビジネスの交渉の場
・恋愛
・マーケテイング
・犯罪心理
・集団行動の心理 など
100%ではないものの言葉や行動から他人の心を知ることができれば、相手の理解や先読みした行動に繋げることができると思いませんか?
円滑な人間関係や、犯罪の解決、ビジネスの成功などさまざまな分野で活用され、ご自身の未来に極めて広範囲に役立つ学問です。
“心理学”の信ぴょう性と立証方法について
現代の「行動心理学」と言われるものは、実証的科学主義を基本としています。
仮説と実験、検証を繰り返しそれに基づいて理論を組み立てていく科学的な心理学です。
何千人ものアンケートを行ったデータや、被験者の行動パターンを調べることで得た人間の心理的傾向や特徴を、比較、検証し、数値化することで、明らかな形で提示するものです。
「科学的」な実証方法によって得られた学問であるため、パターンにあてはめ「今回のケースでは心理学上はAという傾向にあるため、今回もAである確率が高いのでは?」という仮説が立ち、それにも続いて行動することができるのです。
道しるべや地図もなく目的地にたどり着くのは困難を極めますが、「心理学」は地図や道しるべの役割になりうる学問なのです。
心理学の種類について
心理学といっても、さまざまな種類があります。自身の関わる環境や、課題感に応じて優先的に学ぶべき心理学の種類が異なるため、全体感を把握していきます。
基礎心理学・・・こころの法則を研究
学習心理学
・進化心理学
・比較心理学
・行動心理学
・知能心理学
認知心理学
・音楽心理学
・人口心理学
・人間工学
・言語心理学
・知覚心理学
生理心理学
・睡眠心理学
・感情心理学
・神経心理学
応用心理学
上記の基礎心理学に加え、主な心理学の種類として下記のようなものが挙げられます。
臨床心理学
人格心理学
教育心理学
発達心理学
社会心理学
下段に記載の心理学の中にも、更に分類が分けられ、各分野における専門性が高まっています。
例えば、人格心理学の中には、犯罪心理を研究する犯罪心理学が存在します。また、社会心理学の中には、産業心理学や社会心理学など、企業が事業運営や組織行動における傾向を読み解き、経営に活かすための学問なども企業経営の中でよく活用されています。
解決したいイシュー(issue)は何か?
まずはご自身が何に課題感を感じているかを知ることから始めるといいでしょう。
「解決したいイシュー(issue)があり、その解決策の一つとして心理学が存在する」という構図が成り立ちます。自身が何かにストレスと感じていたり、よりよい方法を見出そうと感じているのであれば、学問としての歴史や、その活用方法としての汎用性の高さからも心理学を学べば多くの解決策の光になってくれるはずです。
イシューとは、一般的な用語としては「論点」「課題」「問題」などと訳されることが多いが、「クリティカル・シンキング」においては、論理を構造化する際に、その場で「何を考え、論じるべきか」を指す。「イシューを特定する」とは、「何を考えるべきか」「受け手の関心は何か」を熟考し、「考え、論じる目的」を押さえることを指す。
特に本記事では、営業職にまつわる課題の解決策として記することが多く、企業活動や営業活動において社会心理学や認知心理学などの分野は、少なくとも僕にとって多くの助けになっています。
また、周りに対する自分の差別化や、自信の発言の説得力を増す手段としても大いに力を発揮しててくれると思います。「心理学では〇〇論いう理論が立証されており、A案は正しい」といったようにご自身の発言を後押ししてくれる場面もあるでしょう。
ぜひ記事を読んだ皆さんの日々のイシューの解決策の1つとして、学びのきっかけになればと思っています。
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