【がんばらない社員をやる気にさせる】行動の動機づけとなる心理学3つ

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【がんばらない社員をやる気にさせる】行動の動機づけとなる心理学3つ

組織やグループで何かを成し遂げたい時、足を引っ張ってしまう人、身近にいたりしませんか?
意図してなのかどうかにかかわらず、そういう人は必ずいるもの。

 

また、あなたが組織を率いる立場、つまりリーダーや管理職という立場にあれば、こういう人の動きはある意味では怠けに見えてしまいます。「他の人が一生懸命やっているのに、なんでこいつだけ」と思う場面に遭遇した方、おられるのではないでしょうか?

 

ここには集団ならではの心理状態が働いており、こういった行動はある意味では必然とも言えるものです。心理学の観点で、こういった現象について考察していきましょう。

 



なぜその社員は怠けるのか?

上記の通り、集団に属している社員の中には、周りを頼ってばかりで自分では何もしようとせず他人任せの意識が垣間見える人が必ずいるもの。

 

・リンゲルマン効果
綱引きを用いて一人で、1人で綱引きをする場合、2人の場合、3人の場合と、参加人数が増えると個人の発揮する力にどんな変化が起こるのかを実験したものです。
結果、綱引きに参加する人数が増えれば増えるほど1人ひとりのパフォーマンスが低下していくことが立証されました。

 

人間は集団の一つとして作業を行う時には人数が増えれば増えるほど「きっと他の人がどうにかしてくれるだろう」という意識が働き、作業への貢献度が落ちていくということがわかっています。

 

同じ現象を、他の心理学用語では「社会的手抜き」「フリーライダー現象」とも呼ばれています。

 



どうすれば解消できるか?

現象を理解したところで、その社員が能動的に力を発揮しなければ意味はありません。どうすればよいのでしょうか?

注目されていることを認識【ホーソン効果】

・ホーソン効果

一般的な人間は注目されることを望んでいるというもの。
特別扱いをされると、さらにその能力を発揮しようとする傾向があるという効果です。

アメリカの工場で社会実験が行われたもので、社員が「注目されている」という意識をしたことが、生産性向上に繋がったという結果が導き出されたものです。

 

つまり、生産性の低い社員に対し「注目されている存在」である認識をさせ、また、「自分がいないと組織の成果は上がらないんだ」という意識を醸成させることがリンゲルマン効果を回避するために効果的であるという事です。

期待と成果とが比例【ピグマリオン効果】

・ピグマリオ効果とは

人間は期待された通りに成果を出す傾向があること

モチベーションアップ心理【エンハンシング効果】

・エンハンシング効果
外発的動機付けによって内発的動機付けが高まり、モチベーションが上がる効果を意味する言葉

 



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