【心の距離を縮める】相手の懐に潜り込む心理学3選“ほめる技術”

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誰とでも仲良くなれたり、人とのコミュニケーションに長けている人っていますよね。

 

先天的に上手なコミュニケーションが身についている人にはなかなか敵いませんが、自分もそうなれたらいろんなどんなにいいだろう。交渉や人間関係が円滑に進みそうだし、得することも多そう。そう思ったことはありませんか?

 

上司や取引先に「かわいがってもらえる」人や、垣根がなくいろんなグループの人との関係構築できている人は、その人の持っている要素としての“何か”があります。

 

ここでは、その要素の一つとして再現性の高そうな“いいところ”を見つけて、ほめる技術について心理学的な観点から見ていきます。

 

【心の距離を縮める】相手の懐に潜り込む心理学4選“ほめる技術”

☑本記事の内容

1.ほめるべきポイント(対男性)
2.ほめるべきポイント(対女性)
3.バーナム効果と確証バイアス
4.ピグマリオン効果

先天的にコミュニケーションが上手な人は相手のいいポイントを瞬間的に見抜いて、さりげなくそれをほめているケースが多くみられます。どんな人でも褒められて悪い気になる人はいませんよね。

 

ほめられている受け手側の人間も、ほめる側の人間心理を考察するものです。「素直にうれしい」と心から喜ぶケースもあれば、「何か下心があるのでは」と裏側を予想すう思考になることもあるかもしれません。

 

ただ、ほめる側の人間心理や意図を完全に読むことはできず、結果的には素直に好意として受け取る=うれしい、と解釈することが多いようです。

 

注意も必要です。ほめるポイントを間違えてしまうと「気づいてほしいのはそこじゃないんだけどな・・・」と相手の承認欲求からズレが生じてしまうことが、かえって人間関係の溝を広げてしまうことがあるかもしれません。

 

ここでは、男女によっての心理傾向をみながら、どんなポイントを褒めるべきかを考察していきましょう。

その1:ほめるべきポイント(対男性)

男性の場合は

能力を褒める

 

男性は、プライドの生き物です。男性としてのプライド=「強さ」や「成果」、「得られた結果」についてのほめ言葉に対して喜びを感じます。

 

たとえば、高級車やブランド物など。ただの車であれば軽自動車でも車としての機能を果たしますがそこに“ステータス”の要素が入っているものがそれに当たります。

 

ステータスの要素が入っているものは、性能がよく高価なものであることが多く、それを“努力の成果によって得たもの”として身に着けています。受け手は、努力によって得られたその品を褒められる事で「能力が高い人」というであるという言葉として受け取り、結果その言葉を快に感じるというものです。

 

・かっこいい時計つけておられますね
・いい車ですね
・いい靴を履いてますね

 

などなど。また、学歴や地位に対しても同様です。努力によって得られた“並”よりも高い地位を褒めることで、そこにたどり着けた能力を褒めることになります。

 

そうすれば、相手は「そんなことないですよ~」「あなたのほうこそ~」などと言いながらきっとまんざらでもない顔をするハズ。

その2:ほめるべきポイント(対女性)

男性に対して女性は

行動を褒める

 

ことが効果的とされています。行動≒そこに至るまでの過程についてほめることで女性は、うれしい!と感じるといるんです。

 

結果を得るために取っている行動を褒めることで、この人は私の行動をちゃんと見てくれているという心理が働き、ほめるという行動が女性に対し効果的に働くことが多いようです。

 

その3:バーナム効果と確証バイアス

占いなどで、誰にでも当てはまるような言葉をかけられても、まるでそれが自分のことを言い当てられているかのような錯覚に陥ってしてしまうことはありませんか?

 

客観的に見ているとそれば「誰にでも当てはまること」だということに気づきやすいのですが、当事者本人はなかなかそれに気づくことできません。ズバリ自分の事を言い当てられたかのような錯覚に陥ってしまいます。

 

つまり、相手のことを褒めるときにあたりさわりのないことであっても、それがよっぽど大きく的外れでなければ、相手は気持ちよくそのほめ言葉を自分事として受け取ってくれるというもの。

 

ここでは相手の心理に「確証バイアス」というものが働いています。確証バイアスとは、自分の考えに関して都合のよい事柄だけに注意を払い、それにそぐわないものはあまり見ようとしない、見方の偏りのことを言います。

 

バーナム効果が発動すれば適当?な事をいっても、相手の心理傾向に確証バイアスが働き、自分にとっての都合のよい事柄だけを捉えて、勝手に自分事として受け取ってくれるので、まずはほめてさえおけば損はないのです。

その4:ピグマリオン効果

ピグマリオン効果とは相手に期待することにって、その対象者からやる気が引き出され、成果が向上する現象のことを言います。別名「教師期待効果」「ローゼンタール効果」などと呼ばれ、学校など教育機関などで活用されている手法です。ローゼンタールさんという教育心理学者によって実験されたものです。

 

小学生に算数のテストをさせて、1つのグループには成績を問わずに誉める。2つめのグループには叱責、3つめのグループには何もしない、という3グループに分けて、成績の伸び率を比較した実験を行いました。

結果
・褒めたグループ  → 成績アップ
・叱責したグループ → 成績が停滞
・何もしないグループ → 変化なし

この効果からも、相手を自分の期待する方向に導くための手法として効果的と言えます。

 

「〇〇してくださりありがとうございます」や「○○さんが手伝ってくださったことで本当に助かりました」にという言葉を伝えれば、また次回相手は同じ行動をとってしまうというもの。

 

ほめる、という一見単純に見える行動も、言葉を伝える側の労力をかけずに、相手に喜んでもらえる要素がたくさん含まれています。

 

巧みにほめ言葉を活用しながら、うまく相手の懐に潜り込み距離を縮めていけると人間関係構築にも役立ち、余計なストレスなく相手との円滑なコミュニケーションを図れるようになるかも知れません。

 

ぜひ活用してみてください!

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