【運命を変える習慣化術】心理的手法を用いた習慣の改善プランを紹介
ダイエットでも勉強でも何でもそうですが、何かを成し遂げたいために、自分にとって習慣化されていないことを習慣化しようとすることは簡単なことではありません。
仕事においても「日々の習慣が変わったら、今よりもっといいになるんじゃないかな」。そんな風に思いながら、なかなか実現できない今を迎えている人は多いのでは?
三日坊主になってしまったり、結果が出ないまま次の習慣を取り入れようと方向を変えてみたりと、この難易度たるや相当なものです。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる※ウィリアム・ジェイムズ(心理学者)
有名な言葉にあるように、運命を変えるためのステップとして、何か良いことを習慣づけることが大切です。
ではどうすれば、やろうと思っていることを習慣づけできるのでしょうか?
☑本記事の内容
2.脳の反応を自動化 if-then ルール
3.行動の短縮化
その1:習慣化の障壁は?
☑なぜ習慣化できないか?
まずは障壁となっている理由を考えてみましょう。
例えば、社会人の方が帰宅後に勉強をしようとしている場面を例に当てはめて考えてみると・・・。
・そもそもやろうと決意したことを忘れてしまっている。
・その日のコンディションが悪く実行に気持ちが乗らない。
やらない時間が多くなると、その行動を合理化するために、もともと立てていた目標の水準を自分で引き下げてしまったり、「自分にとっての最適な習慣はこれではなかった」と問題をすり替え、今やろうとしていることを辞めてしまう。
そんな結果になってしまう可能性も否定できません。
また、今の決意は月の途中だから「来月になったらスタートしよう!」と自分に言い聞かせ、キリのいいところからスタートするためにやるべきことを先送りにしてしまう。これも多いパターンですね。
☑自分に残された時間は?
近年の日本の健康寿命は、男性が70.42歳、女性が73.62歳となっています。
※健康寿命とは:健康で日常生活が制限されることなく生活できる期間
ざっくりとこれを「70歳」まで、と捉えた場合に・・・
1年=12か月
12か月×〇年(70歳-今の年齢)
30歳の方なら“480回” 35歳の方なら“420回” 40歳の方なら“360回”
来月からスタートできるチャンスはこれだけしかありません。単純に1年と捉えても12回しかチャンスがない。少ないと思いませんか?
そしてこの数字は間違いなく年齢の増加とともに減っていくもの。「来週から始めよう」や「来月からスタートしよう」は敵です!
チャンスは今です。一番若い今!勇気を出してスタートしましょう!
その2:脳の反応を自動化 if-thenルール
☑どのような手法か?
「〇〇になったら△△する」
〇と△とをセットで捉え、あらかじめやるべきことを決めてルール化するというものです。
シンプルですよね!
では具体的にはどんな事案があるか。具体例を見ていきましょう。
・〇時になったら、タスクに漏れがないか確認する。 ・晩御飯が終わったら、必ず1時間ウォーキングする。 ・朝起きたら30分時間をとり、読書の時間に充てる。
など
得に習慣化を「毎日」実行したいものにセットする場合に、毎日必ず起こりうることをセットしておく必要があります。
例えば「〇時になったら」というルールをなどがそうですね。時間は毎日必ず平等に流れています。月曜日は12時があるけど、水曜日は12時がない、なんてことありませんよね。
時間でセットする場合には〇時になるとアラームが鳴るようにセットし、そのアラームが鳴れば△△を実行する。といった具合です。
この取り組みにおける効果は、シンプルでありながら成果に転嫁しやすいことが実験でも立証されています。ぜひ日常行動に落とし込んで試してみてください。
その3:行動の短縮化
☑どのような手法か?
ルールを決めても、取り掛かるまでに手間がかかってしまうと人間それだけで途端に面倒くさくなってしまいます。
整理収納アドバイザーの方からお話を伺った際にも同じことを言っておられました。あるお客様に片付けのアドバイスをされていた時、お客さんからこんな声が上がったそうです。
「文房具を収納する際に、引き出しの中にフタ付きの箱に入れて収納することを考えている。」
アドバイザーの方はその案に対して否定的な見識を持たれたそうです。理由はなぜだかわかりますか?
このクライアントはペンを取り出したいときに
2.箱を開ける動作
3.ペンを取り出す動作
この3つが必要になります。もちろん、元の位置にペンを戻す場合にも同じ手間が必要になることになります。
これがもしも、
2.ペンを取り出す動作
だけに変わると、とたんに後片付けの習慣が持続でき、その成功率が上がるといいます。
動作のステップを3から2にするだけで効果がでるということですね!
人間、一手間に対してどれだけ面倒やストレスを感じているかがわかる実例です。
☑手間を省く
帰宅後読書を習慣化したければ、前回読んだところで本を開いたままにしておく。
こうすることで、閉じた本を「しおりを挟んだページに開きなおす」という行動を省けますよね。
こうした細かな目に見えない手間のエラーを一つずつ解消していくと、実行までに近道になります。ぜひ自分なりに工夫を重ねて実践してみてください!
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